五百年続く米作り 八十八の手間かけて 石高わずか一千石 天使のお米 桑田米
まぼろしのお米「桑田米」
桑田米が収穫される「桑田の庄」は、中国山脈の懐深くに包まれ、これより奥には集落がない標高400mの源流の里です。
冬場にこの地域を悩ます豪雪は、春ともなれば雪解け水となり、森から湧き出す清流となります。
桑田米の田には、その手つかずのミネラル豊富な水を直接引き込んでいます。
また、四季を通じて寒暖の差が激しいことも「桑田の庄」の特徴のひとつです。
いい水とめりはりのある気候条件こそ、米づくりの源と言われていますが、「桑田の庄」はまさに理想的な米どころといえるでしょう。
桑田米は、わず70戸ほどの農家から預かった田圃で丹精込めて育てており、産出量が極めて限られているため一般に出回ることはめったにありません。
そのためか、いつしか皆様より「まぼろしのお米」とひそかにささやかれるようになりました。
土づくりから収穫まで、手間暇惜しまず一生懸命育てました。是非一度、ご賞味ください。
桑田の庄のコシヒカリ
桑田米の品質はお米の横綱とも呼ばれる、おいしいお米として日本で一番人気のあるコシヒカリです。
その収穫量は、お米全体の3分の1以上にもなり、日本でいちばん多く作られている品種です。
私たちが作るこのコシヒカリは産地の名前を冠して桑田米と呼んでいます。「炊いた米粒ひとつひとつにつやがある」「風味が甘く粘りもある」「冷めてもおいしい」など、
多くの皆様よりご感想をいただく桑田米独自の食味に育てることが出来ました。
桑田の庄の季候
桑田の庄は、西中国山地豪雪地帯の周縁部に属するため、温暖で穏やかな気候の瀬戸内からそれほど離れていないにもかかわらず、積雪寒冷地帯に属しています。
年間平均気温は12.1℃で県平均よりも低く、降雪期間は12月初旬から3月上旬にわたって平均124日に及びます。
平均積雪量は75mm余り、根雪日数20日間と長く、年間降水量は1550mm、曇天日数は250日に達し、山陽型よりむしろ山陰型に近い気候です。
そのため、夏は全体的に涼しく、過ごしやすい気候となりますが、好天の日には、西日本特有の暑さを示すこともあります。
また冬には、雪に覆われた日々が長く続きます。この夏と冬の寒暖の差が、秋には様々な収穫物と色とりどりの景色を、春には待ち遠しかった暖かな陽射しの恩恵を与えてくれるのです。
契約栽培、地域限定、産地直送
桑田米の収穫量の8割は契約栽培により作られているため、一般に流通する量は限られています。
例えば広島県には世界文化遺産で有名な観光地宮島がありますが、その宮島にある有名旅館様から直接契約をいただいているのもその事例です。
世界のお客様をおもてなしするプロの目にかない、そのお店の信用を共に担うことは、名誉とともに身の引き締まる責任を感じます。
私達の作っている桑田米のほとんどが、多くの契約先様との信頼で結ばれ、作られています。
なかなか一般に出回ることのない桑田米ですが、地元の道の駅、中国自動車道のサービスエリアなどで産地直送米として広島県限定で販売させていただいております。お目にとまれば幸いです。